介護は「お手伝い」ではなく「自立支援」~みんなの介護より~

2019.05.26更新

介護は「お手伝い」ではなく「自立支援」

介護を「ただのお手伝い」や「嫌な仕事」だと考えている方もいると思いますが、それは安易な考えだと思います。

介護保険の基本理念は自立支援。

そのため、介護職は利用者さんができないことをできるように支援したり、望む生活を送る方法を一緒に考えることが仕事です。

国の財政状況も関係しているのでしょうが、最近は「お手伝い介護から自立支援介護」という合言葉のもと、国も積極的に利用者さんの自立を促していく姿勢になっています。

「利用者さんのやる気を引き出して、できることを増やす支援をする」ってやりがいがあると思いませんか?

それによって、本人のQOLの向上・家族の介護負担の軽減することもあります。

 

人生の先輩たちに接することができる!

私が非常に魅力を感じるのは“人生の先輩たちに接することができる”ということです。

介護保険の利用者さんは原則65歳以上の方。

仕事で人生の大先輩たちと日々接することができる機会は非常に貴重です。

自分の住んでいる地域で、密に高齢者の方と接する機会があったのは過去の話。

しかし介護の仕事をしていると、高齢者の方々から戦争のこと、昔の地域のこと、歩んできた人生や考え方を教えてもらえる機会があります。

自分の知らないことや体験していないことを教えてもらえるのはとてもありがたいですし、自分の価値観を形成するうえでも大切なことを教えてもらっているなと感じます。

 

介護の仕事はなくならない

AIの進化によって介護の仕事がなくなる」という予測は、数年前からさんざん話題になっていますね。

しかし、高齢者の数は2042年まで増え続けると言われており、今でも介護職の不足が叫ばれているのですから、今後も介護職の不足は続くでしょう。

将来的に人の力で補えない部分を機械化・効率化していくにしても、介護を必要とする高齢者の方が右肩上がりで増えていくため、介護の仕事自体はなくならないと思います。

また、 日本の介護産業は、中国を始めとした他国への輸出が増えると考えられます。

そうなると、市場は変わったとしても介護の仕事はまだまだなくならないわけです。

 

市場規模が非常に大きい

介護業界は、日本国内だけでも10兆円ほどの市場規模があり、まさに社会的なインフラと言えます。

介護事業は儲からないと言われて久しいですが、この市場規模の拡大を見越して、大手の企業がどんどんM&Aで参入してきているのが現状です。

この市場規模がある限り、介護業界で働く人たちの処遇が改善される可能性は大いにあり、介護業界が3K(きつい・汚い・危険)と呼ばれない日が来るかもしれません。

 

まとめ

現在から未来までの予測を含めて、介護業界で働くことのメリット・デメリットをお伝えしました。

しかし、物事には良いこともあれば悪いこともあるのが常で、世の中は白か黒かではなくグラデーションです。

働く介護業界の市場規模が大きくなれば良いことばかりなのか、実際にはわかりません。

ただ、 「人の役に立ちたい・仕事を通じて高齢者の方々に貢献したい」と思っている方には介護業界は魅力的でしょう。

そのためにも漫然と働くことなく、「自分にとっての働く意義」を考えることがとても大切になると思います。

自分なりの働きがいを見つけていきたいですね!

 

ーみんなの介護より引用ー