私共のお客様である豊橋市南大清水町の「元町グループホーム」が中日新聞に掲載されました。
豊鉄バスが11月中旬、元町グループホームを含めた認知症関係施設4ヵ所に「使われなくなったバス停」を寄贈しました。
ドイツの介護施設で始まった取り組みで、「バスの来ないバス停」と名づけられたこの取り組みは入所している認知症患者が「自宅に帰りたい」と外に出て行方がわからなくなるのを防ぐためのものです。寄贈を受けた施設では「いったんこのバス停で待ってみましょう」と促すのに役立てたいとしていて、気持ちを落ち着かせる効果も期待できるとしています。
高さ2メートル・直径30センチの標識には「元町グループホーム前」と書かれ架空の時刻表も添えられている。「認知症の人にとって、バスは恋しいわが家に帰る大切な手段。バス停ができて入居者はうれしそう」っと内藤きみ子施設長。
近隣住民も見に来ているそうで「認知症の施設は敬遠されがち。近所と良い関係を築く架け橋にもなっている」と笑顔を見せる。
豊鉄は駅員やバスの運転士を対象に認知症への理解を深める研修を月1回開催してる他、認知症関連のイベントにも多数参加。
これらのつながりのあった4施設から設置の要望があったことで今回の取り組みが実現した。
現在他にも豊橋市と新城市の2施設から要望が来ているという。「バスの来ないバス停」の輪を広げていきたいと意気込んでいる。
参考:中日新聞・ミカワSDGs