福祉と協働を体験などで学ぶ
豊川市などが同時開催
「えがおフェス」と「地域包括ケア情報展」
豊川市は11日、市総合体育館で、「地域包括ケア情報展」、プリオで「えがおフェス」を初開催した。徒歩圏内にある両会場での同時開催で、市民に福祉と協働について意識を高めてもらう初の機会となり、合わせて約2500人が訪れた。
一般財団法人自治総合センターとの共催の地域包括ケア情報展は「見る、聴く、触れる、体験する」をテーマに、在宅医療や介護情報、医療・介護現場での仕事などを知ってもらおうと企画。医療機関や福祉施設、企業や教育機関などによる40ブースが展開され、展示や体験を通して来場者に情報を提供した。
「ちびっこドクター・ナース」では、子どもたちが白衣を着て医者や看護師、薬剤師になりきり、市薬剤師会は菓子を使った薬の調合体験を提供した。福祉用具コーナーでは、車いすバスケットボール用の競技用車いすでシュートに挑戦したり、電動車いすに試乗。終活コーナーでは関連企業から14ブースが並び、入棺体験や生前遺影撮影、保険や相続に関する相談が行われた。
ステージでは終活や認知症などをテーマとする専門家による講座が行われた。老活講座では高齢者の入所施設の選び方や、市内の介護施設の違いや特徴などが紹介された。
一方、穂の国まちづくりネットワークと共催の「えがおフェス」には市内のボランティア団体や協働企業が出展。防災ボランティアや障害者支援施設、豊川高校インターアクトクラブによる体験コーナーや模擬店、豊川おやこ文化の会によるお化け屋敷などが来場者を楽しませた。
11/13付 東愛知新聞より