技能実習・特定技能・高度人材の獲得の目的で、予定通り2020年2月19日~23日の日程で、フィリピンの現状を視察してきました。
今回、移動は白バイの先導付きで、NHKが同行取材するという嬉しいハプニングもありました。
以下に、大まかな行動内容とその時のスナップ写真を掲載します。
【行動内容】
2月19日(水) 現地到着後、ホテルに移動し視察内容の打ち合わせ
2月20日(木) 日本語学校SAGEと提携大学St.Paulを視察
2月21日(金) 提携大学LYCEUM視察と政府機関POEAでの意見交換会
2月22日(土) 送出し機関Nonstop社及びPHGICとの意見交換会
2月23日(日) 帰国
【視察先スナップ】
日本語学校SAGEでの生徒との意見交換の様子と講師たちとの記念撮影
提携大学St.Paulの歓迎ボードと話を聞きに来た学生たち
提携大学LYCEUMの集まった学生たち
提携大学LYCEUM構内の日本語教室とプロジェクトブース
フィリピン政府機関POEAでの意見交換会の様子
渋滞の中白バイの先導で反対車線を進む視察車両
NHKの取材を受ける筆者とマニラ湾の夕日
【今回の視察で皆さんにお伝えしたいこと】
①フィリピンには世界中からジョブオーダー(人材の依頼)が来ます。その中で、日本からの給料条件は決していいものではありません。失われた10年20年と言われる間に世界の中で相対的に低下したのが原因です。それでも日本で働きたいと頑張って日本語を勉強しているフィリピン人の方が一杯います。その理由を聞くと「日本は安全だから」とほとんどの人が答えます。実はSNSを通して既に日本で働いているフィリピン人から生の情報が伝わっており、それを情報源として「日本は安全で親切な国」と感じています。日本国内でごく一部技能実習生への劣悪な労働環境や搾取等が報じられますが、これは恥ずべきことです。これから外国人の雇用をお考えの皆様は、彼ら彼女らの期待と信頼を裏切らないよう取り組んでいくことが大事です。(悪い噂はすぐに伝わります)
②今回POEAへの訪問で、人材の送出しについてフィリピン政府の方針として一番メインであった中東(ハウスキーパーがメイン)からJAPANへのシフトを目指しているとの話がありました。リップサービスかもしれませんが、事実「特定技能」への取り組みはアジア諸国の中で一番早く2国間協定を結んでいます。更に今まで東京にしかなかった申請窓口のPOLOが2月より大阪にできました。①で述べたことと関連して日本への関心と期待が高まっているのは事実かもしれません。
以上、皆様のお役立てば幸いです!!