介護老人保健施設とは

老健と呼ばれている介護老人保健施設は医療法人や社会福祉法人が運営する公的な施設です。退所を前提とした一時的な入居施設で比較的少ない費用負担で医療管理下での看護や介護、回復リハビリが受けられます。食事や排せつの介助など介護サービスは提供されるもののあくまでも在宅復帰を目的としたもので提供されるのは自宅などに戻る為のリハビリが中心です。その為、特別養護老人ホームのように終身制ではなく入所期間である3ヶ月毎に退所あるいは入所継続の判定が行われます。入所・退所が多いことは、老健の特徴の一つです。

 老健で働くメリット

◇ 医療・看護・リハビリなど他の専門職から学ぶことがいっぱい

老健は他の高齢者施設よりも医師や看護師、リハビリ職のスタッフ数が多く、働きながら各専門スタッフと連携することで、他職種の専門領域を学ぶことができます。専門職だからこその日常生活の注意点や観察のポイントを学ぶことで自身の成長につなげることができます。

◇ 目標に向かって頑張る入所者をサポートできる

終身入所ができる特養とは異なり自宅に戻ることを目的としているため、身体機能向上のためのリハビリや医療的なケアが求められます。治療やリハビリを終え元気に在宅復帰される姿を見た時に仕事のやりがいを感じることでしょう。

◇さまざまな人と出会える

人の入れ替わりが早く新しい出会いが多い環境です。色々な状態の入所者を担当することができて、たくさんの介護の経験を積むことができます。初対面の方とでも人見知りすることなくコミュニケーションをとることが出来る方にとってもおすすめです。また異なる業種のスタッフとうまく連携がとれるかが重要になってくる為、普段から忘年会や慰安旅行、中には同じ趣味を持つスタッフ同士の部活動など、スタッフ交流の機会をサポートしてくれる法人も多いようです。