「福祉ネイル」で皆を笑顔に
施設に出向きサービス提供
～ 中島さんと辻さん 男性も利用して ～
高齢者福祉施設や障害者施設へ出向いて利用者にネイルサービスを提供する「福祉ネイル」に、ネイリストの中島美樹さん（39）=豊橋市一色町=と辻美穂さん（46）=豊川市弥生町=が取り組んでいる。【竹下貴信】
3年前から始めた。新型コロナウイルス前は、週1回のペースで依頼があったという。デイサービスのレクリエーションに組み込む施設もあった。
赤、桃、紫など約20色の中から好きな色を選んでもらう。約20分で10本すべての指の爪に塗る。1つだけ季節のアートを描き、この時期だとアジサイの花などで彩る。
ネイルをすることで気持ちが明るくなり、うきうきとした気分になる効果が期待できる。いつでも自分で見られるので、効果の持続力もある。状況にもよるが1週間はきれいな状態が続く。
コロナ禍で福祉施設へ行く回数が大きく減っており、今はマルシェなどの屋外イベントに参加。その場でネイルの楽しさを伝える。
中島さんは「ネイルを通して、多くの人を笑顔にしたい」と意気込む。辻さんは「女性だけでなく、男性にも効果がある。性別を問わず、多くの人に利用してほしい」と話す。中島さんは、福祉ネイリストの育成もしている。
福祉ネイルは1人1000円。申し込み・問い合わせは中島さん（080・3665・1352）へ。
東愛知新聞より